頭痛にもいろいろあります
前回は、急いで受診すべき頭痛のお話をしました。今回は、それ以外の「よくある頭痛」の話です。ひとくちに頭痛と言っても、種類によって原因も対処も違います。ご自身がどれに近いか、見比べてみてください。
片頭痛
ズキズキと脈打つように痛み、動くとつらくなります。吐き気や、光や音がつらいのも特徴です。20〜40代の女性に多く、月に何回も繰り返す方は、予防の治療で減らすことができます。
天気で悪くなる頭痛
雨の前や台風が近づくと頭が痛くなる、という方は多いと思います。気圧の変化が引き金になる頭痛で、「天気痛」とも呼ばれます。その多くは片頭痛の一種で、天気そのものを変えることはできませんが、頭痛としては治療ができます。天気予報を見て「また来る」と身構えている方は、一度ご相談ください。
緊張型頭痛
頭全体が締めつけられるように重く痛みます。肩こりや目の疲れ、長時間のデスクワークがきっかけになりやすく、頭痛の中で一番多いタイプです。体を動かす、湯船につかる、姿勢を見直すだけで楽になることも多い頭痛です。
群発頭痛
片方の目の奥が、えぐられるように激しく痛みます。決まった時期に、毎日同じ時間帯に起こるのが特徴で、男性に多い頭痛です。あまり知られていないため、診断がつくまで何年もかかる方がおられます。痛み止めが効きにくいので、専門の治療が必要です。
薬の飲みすぎによる頭痛
痛み止めを頻繁に飲み続けていると、薬そのものが頭痛を起こすようになります。「薬が手放せない」「飲む回数が増えてきた」「効かなくなってきた」と感じたときは、これを疑います。薬を減らすことが治療になりますが、自己流でやめると一時的につらくなるので、医師と相談しながら進めます。
頭痛は、種類が分かれば治療が決まります。
次回は、頭痛を「減らす」治療のお話です。
執筆:院長 枝川 光太朗
(日本頭痛学会認定 頭痛専門医)
お問い合わせ:奈良東九条病院 0742-61-1118
診察日:月・木曜の午前診(9:00~12:00)
月・金曜の夜診 (18:00~20:00)
アクセス:〒630-8144 奈良市東九条町752

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