脳卒中を防ぐための薬との上手な付き合い方
脳卒中を防ぐための薬との上手な付き合い方
奈良東九条病院 薬剤科
👇にPDF資料を添付しております。

脳卒中の危険因子を知っていますか?
高血圧 ・糖尿病 ・脂質異常症 ・心房細動などの心疾患
喫煙 ・過度の飲酒 ・肥満、メタボリックシンドローム
危険因子を知り、コントロールすることが脳卒中予防の第一歩です。
脳卒中にならないために ~一次予防~
血圧を適切に管理する
降圧目標:130/80mmHg未満
家庭血圧:125/75mmHg未満
血糖・コレステロールを管理する
禁煙・節酒・運動
減塩など食生活を見直す
生活習慣の改善でリスクをコントロール
高血圧は最大の危険因子

脳卒中になった後に ~二次予防~
脳梗塞・脳出血共通で使用する薬(動脈硬化を予防する)
血圧を下げる薬
コレステロールを下げる薬
血糖値を下げる薬
脳梗塞の薬(血を固まりにくくする:血液サラサラの薬)
抗血小板薬
抗凝固剤
再発を防ぐために薬を続けることが重要
血液サラサラの薬の注意点
鼻血、黒色便、血尿、転倒などがありましたら、病院に相談してください。

脳卒中の薬は自己判断でやめない
(自己判断の理由)
血液サラサラの薬は出血が怖いからやめよう
血圧が下がったから薬をやめよう
調子が良いから薬をやめよう
薬をやめたいと思ったら自己判断でやめずに病院に相談して下さい
脳卒中は再発しやすい!
初発脳卒中410人中、108人が10年以内にさいはつしたとの報告あり
再発は1回とは限らない!(108人中)
1回再発が88人
2回再発が13人
3回再発が 6人
4回再発が 1人

薬を飲み忘れる理由
飲んだか飲んでないか?分からなくなることがあるんだよね
夜はときどき飲むのを忘れるなあ
シートから取り出すときに落してしまうことがあるんだよね
薬が増えて、飲むタイミングもいろいろで、飲み忘れる
飲み忘れを防ぐために
一包化してもらう
ケースに分ける
お薬カレンダーを使用する
携帯電話のアラーム機能を使う
毎日の行動とセットにする
外出する時は薬を持ち歩く
家族に協力してもらう
訪問看護などを活用する

体調が悪いときは薬にも注意
発熱・嘔吐・下痢・食事がとれない。
こんな時、薬によっては体への負担が大きくなることがあります。
ご飯が食べられないときは、すぐに病院に電話で相談してください。
よくある質問
Q1: お薬を飲み忘れたらどうする?
A1: 前回飲み忘れたからといって、次回に2回分をまとめて服用するようなことは絶対にやめましょう。
Q2: 血圧が低かった日は、血圧の薬を飲まなくていい?
A2: 自己判断で中止せず、医師に相談しましょう。血圧値だけでなく、症状や薬の種類などで判断します。

よくある質問
Q3: 血液サラサラの薬を飲んでるけど、歯医者さんに伝える?
A3: 抜歯や手術などでは、全ての服用薬を必ず医療者に伝えてください。お薬手帳を提出すると良いでしょう。
Q4: 具合が悪くて食事が摂れないとき、薬はどうする?
A4: 薬によって対応が異なります。自分で判断せずに、病院に電話しましょう。
Q5: 健康のためにサプリメントや健康食品を取り入れようと思うんだけど?
A5: 「市販薬だから安全」「健康食品だから薬とは関係ない」とは限りません。処方薬との相互作用が問題になることがあります。市販薬やサプリメントを始めるときも主治医や薬剤師に相談しましょう。

お薬手帳を使いましょう!
お薬の正確な情報はとても大切になります!
お薬手帳は1冊にしましょう
お薬手帳を持ち歩きましょう
今日からできること
薬を自己判断でやめない
困ったら相談する
続けられる方法を一緒に考える


